【漫画】死への恐怖・生への恐怖【2/3】の続きです。
永遠に今の自分がいいなんて
自分大好き人間かと思われますか?
好きとか嫌いとか
そんな単純な話ではありません
自分にとって
この世界を感じられる器は
自分という人間以外にない
他の誰かと代わりたくても
代わることは出来ない
日本で生まれた自分
日本語で考える自分
自分が自分であることは
偶然の積み重ねでしかない
自分にとって
自分以外の人生は無い
唯一無二の存在＝自分
宇宙の中では塵にも等しい
小さな小さな存在
自分にとって自分は
巨大で偉大で重大で
とてつもなく大きな存在
宇宙の中心
老いゆく身体が
ますます
死を意識させ
人間として存在することに
尚一層の恐怖を感じさせる
(体力)(運動能力)(外見)(健康)
どうあがいても、自分の身体が嫌いでも、
自分は自分としてしか人間でいられない
一度失ったものは元には戻らない
目が何も見えなくなったら…
耳が何も聴こえなくなったら…
声を出せなくなったら…
身体が動かなくなったら…
想像してみてください
人生の苦楽は
この身体の状態に大きく依存している
身体の調子が良いときは
特にその有り難さも感じずに
過ごしてしまいがちだけど
身体の何処かがちょっと痛いだけで
何もかもイヤになることもある
(快適＝幸せ)
(苦痛＝絶望)
病気や怪我なんかした日にゃ…
なんでこんな思いをしてまで
人間でなんかでいなきゃいけないんだ？
今すぐにでも人間をやめたい!!
…そう思う
快適に生きられなければ
自分を好きになんてなる余裕も無い
自分を好きになれなくても
自分は、自分としてしか生きられない
自分を好きじゃないなら
永遠なんて望まずに
死んで、
きれいさっぱり
消滅したほうがいいのでは？
今まで、人間で居続けるために
頑張って努力して耐え続けて来た
ツラいことは、もうたくさん
忘れたい嫌な記憶もある
そんな記憶すら
失くしたくない
他人にとっては
意味の無いことでも
自分にとっては
体験したことすべてが
かけがえのない記憶
自分を自分たらしめる
無数の記憶
この身体を失っても
永遠に失いたくない
自分だけの…
そんな大切な記憶も
歳を取れば曖昧になったり…
都合良く書き換えられたり…
脳が機能する間だけの
束の間の幻
幻が幻とならぬよう
【自分】が永遠に続くよう
願いに願った挙句
その願いは叶うこともなく
大切な【自分】は
消えてなくなる
自分が自分でなくなったら
これまでの
努力も苦労も…
喜びも悲しみも…
愛情も妄想も…
経験も思い出も…
残して来たすべてが…
意味を失くす
何故、人間なんかに
ならなきゃいけなかったのだろう…(イノチV)
今も、この世界のどこかで、
たくさんの人々が
同じ人間として
様々な苦痛を味わっているその一方で
それを知ることもなく
自分は自分の苦痛と人知れず戦っている
生まれた国や育った場所に
振り回される人生(イノチXII)
可能性の範囲を抜け出せぬ儚さ(イノチVIII)
ぼくの始まりは世界の始まり
ぼくの終わりは世界の終わり(イノチX)
人生という夢
懐かしむ術も無い
(ぼくはもういない)
遠い遠い未来
無限の時間の中で
全く別の【自分】が生まれてしまうのか…
はたまた
宇宙がループして
全く同じ【自分】に生まれて
同じ人生をなぞるのか…
何度目なんだろう
ワタシもアナタも
二度と無いだろう
ワタシもアナタも(ループな宇宙)
死に対して誰もが平等
死に行く道のりは不平等
生きている時間も平等じゃない
生まれたときから平等じゃない(イノチII)
また
未来を信じて
また
夢が萎むたび
こんな世界
逃げたくもなるだろう(イノチXX)
この世界
ずっと見ていたいのに…
(イノチXX)
手放したくない大事なモノ
(それ、本当に必要？)
まだ叶えていない夢
愛情 欲望 思い込み
人間として？ずっと？
こんな身体では永遠なんていらない
身体が無い思考のみの存在？
不老不死の身体？
新品の身体
もしかしたら
どれだけ無限に時間が流れても
【自分】が生まれることは
二度と無いのかもしれない…
どちらにせよ、
死の恐怖
無となる恐怖が
消えることはないのです…
あと、どれくらい？
あと、どれくらい？
このイノチつづくのかなぁ…
(イノチXIV)
人間て…
かわいそう…
死ぬのが分かってて…
生きるだなんて…
(イノチXV)
【漫画】死への恐怖・生への恐怖【1/3】
【漫画】死への恐怖・生への恐怖【2/3】
終わりのほうは、
無理やり
イノチシリーズの歌詞と結び付けようとして、
つながりが分かりにくいところもあります…
もしかしたら、
同じような【生への恐怖】を
持っている人がいて、
すでにネット上で
それについて
何か書かれているかもしれません…
でもそんな人がいたら嫌なので、
検索は一切しないことにしています…(~▽~;)
【死への恐怖】は
【漫画】では不十分なので、
音楽のほうを聴いてくださいまし…
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